明るいシステム倶楽部-雑記帳-3

2012/01/16

明るい投稿 伊藤 典一

自販機考 

2012.1.16 明るいシステム倶楽部会員 伊藤典一

先日、大阪市内を歩いて、ある交差点に立ち止まると、いつもは気にしていなかった飲料の自動販売機に目がいきました。すると、従来は120円だった価格が、100円となり、90円、時には50円も同じ場所で見かけました。  
この先、いくらになるのかと思いましたが、それ以上に驚いたのは、辺りを見渡すと自販機の設置台数の多さです。
目の届く範囲で数えると12台もあった。1か所の交差点で!!

 設置台数競争、価格競争、維持管理コストへのしわ寄せ、などなど、自販機がこれだけ氾濫して結果的に残るものは何かな?とつくづく疑問に思いますね!
この交差点、実は決して交通量が多くはないのですが、このような状況は気を付けて見ると、程度の差はあるもののどこにもあるようですね。  

そもそも自販機企業は、何のために設置しているのでしょうね?
利便性は、確かに消費者にあるのですが、これだけの競争をして採算性はどうなんでしょうか?  
競争激化で採算性は悪くなる、そのため台数を増やし、薄利でも販売数量を確保しょうとする、デフレスパイラスを地で行っているようですね。

結局体力勝負になるのかと思いますが、残ったものは、何でしょうか? エネルギーやスペースの浪費、企業体力の消耗から労務費削減などが思い浮かびます。
労務費の削減は安価なアルバイトや契約社員と流れ、格差社会の増長につながるのでしょう。現在社会の縮図の一端を見る思いですね(-_-) 省エネが叫ばれている今、自販機の使用エネルギーが、原発の1基や2基分??ぐらいの電力を消費しているのかなと思います。これだけコンビニが増え、街中の商店は疲弊している中、これでもかこれでもかと自販機を設置している今をどうみたらよいのでしょうか?

「企業の社会的責任(CSR)」が問われている昨今で、意外とそんなポリシーを掲げている企業が、自ら自販機競争に関わっているのかも知れませんね?もっと視点を変えた競争は考えられないのでしょうか?
そうそう、みなさんはどう思われますか? 市中でこれだけの自販機が秩序もなくばらばらに設置されている「景観」を!


2011/01/01

明るい投稿            伊藤 典一

65歳は壮年期の入口! 

オフィスC・キューブ代表 
ビジネスコーチ・キャリアコンサルタント 伊藤 典一

「人生、60歳から80歳が黄金期!!」とおっしゃった方が、70歳を過ぎて北海道に別荘を立てられたそうです。
30年40年間と長きにわたり仕事に家庭に多くの労力を払い、そしてそれらから解放され、60歳からどう生きるのか?人生をどう見るか考えるかで大きく生きる姿勢も変わるのでしょう。

さて、考えてみると60歳から80歳の20年を、生まれてから80歳までに例えると、60歳から65歳は20歳の成人までの「青年期」、そして70歳は40歳、75歳は60歳に相当します。
言ってみれば、65歳から75歳は働き盛りの「壮年期」ですね!その後の75歳から80歳は「熟年期」と言うか、次の10年20年へ備えて助走する期間と考えることもできます。

ちなみに当方は今年65歳を迎えます。60歳でそれまでの仕事から離れて5年が過ぎようとしています。この5年を振り返ってみると、それまでの40年近いサラリーマン時代から自由の身となり、自分の意思次第でどうにでも生きることのできる身分となりました。
60歳から65歳までは「青年期」との例えをするなら、これからの人生の生き方を試行錯誤で模索し、65歳以降の「壮年期」への助走の期間だったともとらえられます。

2011年の新年を迎えるに当たって、一般的には65歳からは「老年期」かも知れませんが、今年は「青年期」から「壮年期」へ歩み出す1年だと考えると、「いい歳になったな〜、体力気力が落ちたな〜、近い人の訃報に接してこれから大丈夫かな〜・・・」、などと思ってしまう自分を元気づけてくれる気がしています。65歳は、壮年期の入口!!  


2010/09/04

明るい投稿            伊藤 典一

竹原編集長をフォローしよう!(ツイッター)

オフィスC・キューブ代表 
ビジネスコーチ・キャリアコンサルタント 伊藤 典一

明るいシステム倶楽部のみなさん、お元気ですかぁ〜!
8月の月例会で思いもかけずツイッターの話をさせていただきました。

昨年末に人生の先輩格の知人に触発され私もツイッターを始めましたが、実際毎日読んだり書き込みをするようになったのはここ3カ月ほどの新米です。
まだ良く仕組みも理解できてなく使いこなすにはこれからですが、現在のところ結構楽しんでいます。  

ツイッターは文字どおり「つぶやき」なので、本人の書き込みの内容は千差万別です。決してその人の日々の日常生活にかかわる内容だけでなく、その時々に頭を横切った思い、名言格言、本の内容の紹介、生き方や政治経済などへの自説の披露、商品の紹介、自分のセミナー案内、ホームページへの誘導、ニュースの現場からの速報・・・など実に様々です。
最近では、民主党代表選の書き込み多いですが、栗城史多氏のヒマラヤ登山挑戦の現場からのリポートは大変臨場感がありお勧めです。

書き込みには、140文字と言う文字数制限があり長文になる場合は何回かにわけて投稿されていますが、本来は数秒から長くて30秒で読めるものです。
ツイッターに登録し、閲覧する人を教えてもらったり、関心のある分野の人を検索してその人をフォローし、またその人をフォローしている人をフォローしたり、また書き込みをまめにしていると自然にフォロアーが増える仕組みになっています。

私(ユーザー名:noriito)は、今600人余りフォローしたりされたりしていますが、実際はすべてを見ることは出来ていません。
しかし、この数字は大変小さいです。
人気サイトですと数万から数十万のフォロアーがいます。アメリカのオバマ大統領は5百万人を超えています。
フォローしているからすべて見るとかいうものでなく、興味がある人が発信内容をフォローして都度見て、コメントがあれば返事すると言う、大変ゆるやかなコミュニケーションスタイルなのかなと思います。
ある人の書き込みは逃さず見たいというときは、リストを作成して簡単にもらさず見ることもできます。
ちなみに、私は有名人では、タモリ、糸井、栗城、オバマ、ダライラマ、谷村、田原、孫、江川、勝間、原口、乙武、・・・そして我らが「竹原編集長」の各氏をフォローしています。
竹原氏は、毎日その日の取材概要や講演内容などまめに更新されておられます。 

ツイッターの活用のコンサルタントとしてセミナーなどを開いている人の書き込みもたくさん見られます。まだまだ活用の可能性は広がっていくのでしょう。
大変簡単に登録して参加できますので、チャレンジしてから自分のライフスタイルに合っているかどうか見てもいいかと思います。

これから、明るいシステム倶楽部の一般セミナー開催予定は投稿します!!
とりあえず、みなさん竹原編集長(ユーザー名:nobuo_takehara)をフォローしましょう! 


2010/08/20

明るい投稿            伊藤 典一

福井弁

オフィスC・キューブ代表 
ビジネスコーチ・キャリアコンサルタント 伊藤 典一

福井の言葉に関心を持つ
私は鯖江で小学2年まで過ごしました。
たまたま、 当明るいシステム倶楽部での同郷の方が4名も居ると知り、驚き、、福井の言葉に関心を持つこととなりました。
福井の鯖江へ帰郷
この夏に兄弟で福井の鯖江へ帰郷。 目的は、墓参りと旧知の人と会うこと。と言っても私は小さい時に関西へ出てきましたので、 10歳年上の姉の知人とお会いすること、そして越前海岸で温泉に入り海の幸を食べ1泊することでした。
福井弁一覧表
武生駅でレンタカーを借りた折に、 近くで昼食をとりに食堂に入りました。 味と量いずれも食べ応えのある越前そばを堪能しましたが、
その食堂で80語余りの福井弁とそれぞれの標準語を対比させた一覧表が壁に貼ってありました。
販売もしているとのことで、私はそれを買いました。 ちなみに200円。
居室の壁に貼る
私の福井での生活は小学2年まででしたので、その時思い出せる言葉は数少ないものでしたが、 なぜが郷愁と言うか親しみを感じ、帰宅後、自宅の居室の壁に貼って時々眺めています。

「しなろ」、「きねの」、「ながたん」、「けなるい」、「かたいけの」
小さい時の生活やその後帰郷した時、また関西へ出てきた後の親兄弟との会話を通じて、 最初は10語ぐらいだった言葉も徐々に蘇ってきて今では30語近くとなっています。
時々眺めて思い出すのは、その言葉を話していた時の状況や親兄弟の口癖などからです。
また、突然その意味が降ってきたように思いだされるのは、 紙に書かれている言葉からはその発音は読み取れませんが、イントネーションが蘇ってきて、 忽然とありありとその意味が理解できるようになった言葉もありました。
書いてある言葉をそのまま何度読んでも意味がわからないのに、ふと読み方の抑揚が思いだされると、 目の前がぱっと開けたような感じで伝わってきました。
例えば、「しなろ」、「きねの」、「ながたん」、「けなるい」、「かたいけの」、などなど。  
思いだす言葉の数
現在大改修中の大阪駅の北陸線ホームへ行きますと乗客から聞こえてくる話声は、 もう福井へ帰った気分にさせてくれます。
小学生の頃、言葉が通じずにからかわれた記憶も鮮明に残っていますが、 還暦を随分前に過ぎた今でも言葉を通おして生まれ育った土地とつながっているんだな、 と改めて思っています。
これから新たに思いだす言葉の数は、もう少しは増えそうです!?


2010/08/06

明るい投稿            伊藤 典一

あいさつ(挨拶)を明るくつづけるには!

オフィスC・キューブ代表 
ビジネスコーチ・キャリアコンサルタント 伊藤 典一

あいさつが話題に
最近、二人の中小企業経営者とお話しする機会を得て、その中であいさつが話題となりました。お一人は社内であいさつ運動をしていて、自ら率先しているとのこと。もう一人は、役員会であいさつ運動を取り入れようと決め、社長も同意したが、一向に広がらず困っているとのお話でした。
あいさつと言えば、あまりに一般的なことであえて取り上げるまでもなく、あいさつ出来て当然と考えることもできるのですが、自然とできる人や苦手な人、また全くあいさつに関心を持たない人など様々です。
そこで、これらの違いはどこから来るのか、古くて永遠の課題と言えるあいさつに関して、その意義や役割などを見直し、あいさつで身の回りや職場を明るくすることを考えてみました。

1.あいさつって何?
人が顔を合して、すぐに話の本題に入ることは大変少なく、顔を合わせ目礼したりして相手の存在を認め、本題と関わりにない話題を話すのが普通です。「こんにちは、今日は天気が予報より暑いですね、最近の調子はどうですか?・・・・・」。このような日常会話の中で「こんにちは」だけがあいさつでなく、これらすべてがあいさつと言え、あいさつすることによりその後の会話がスムーズに進めやすくなります。そして、話が終了して別れる時も何らかのあいさつを行い、またこれからも「よろしく」という形で次につながっていきます。ですから、あいさつはコミュニケーションをスムーズに進める第一歩であり、また区切りをつけ次につなげ人との関わりを深めていくものです。このように考えると、会社ではあいさつは仕事の一部と考えてもいいと思っています。 あいさつは、挨拶と書きますが、これは禅問答に由来しているそうで、自分から相手に「近づく」とか「せまる」という意味があります。ですから、あいさつは、「自分から相手に心を開いて近づき、安心できる人ですよと、せまっていくこと」と言えます。言い換えると、あいさつは相手の存在を認め受け入れているというサインと言え、相手は自分は信用されているんだなと無意識に好感をもちます。このような意味から、あいさつは、本来あいさつされた人にあいさつするのでなく、自ら先にするものです。

2.あいさつは、どんなものがある?
顔を合わせて一言言葉を交えてする場合、話さないまでも会釈したり手を上げたりし、身振りでする場合、また、顔を合わさない場合は、電話、手紙やはがき、メール、また贈り物でもあいさつの気持ちを伝える場合があります。また、相手、場所や時間に応じて表現の仕方も異なります。 あいさつは、顔を合した時や別れるときの「おはよう、こんにちは、さようなら」以外に、例えば会議、電話の応答、仕事の指示や依頼をする時の初めや終わりに、「活発な議論をよろしく、お疲れさま、ありがとう、世話をかけます、・・・」など多くのあいさつに類した会話を行っています。最も日常使われる言葉は「ありがとう」ではないでしょうか?これも感謝の気持ちを伝えるあいさつの基本です。

3.あいさつすると、何が変わるの?
あいさつをすることで、その場を共有して安心感や一体感を持つことができ、次の会話の第一歩と言えます。例えば、会議や催し物などでちょっと一言のあいさつや会釈をするだけでその場での安心感や居心地が良くなり、積極的に参加しやすくなります。これは、エレベーターで乗り合わせた人と一言あいさつができると、エレベーターという閉ざされた密室空間であるだけに安心感を得ることを経験された方も多いと思いますが、これらは相通じるものと思います。 また、あいさつができることで、後の話の展開が広がったり深まったりし、実りある結論が得られるだけでなく、参加者の人間関係も改善され日常の風通しが良くなり、業務の改善につながります。また、自らあいさつできることで結果的に受け身的な自分を積極的に変えることにもつながります。結果的に、職場の雰囲気が良くなり相手の立場で考えられるようになりチームワーク力が増します。

4.どんなあいさつが心地よいのか?
人は、相手との最初の短時間でその人の印象を感じ取り、その後の話もそれに基づいて対応することが多々あります。それは、人が何かを相手に伝えるときに、その状況に応じた適切な言葉を用いることが求められますが、最も影響するのはその人の表情や態度と言われているためです。一言のあいさつも相手を見て元気よく行うことなど、その時の態度表情の如何によって相手への印象を大きく決定づけます。 「応対一瞬、印象一生」という言葉がありますが、これは最初のあいさつや態度表情は一瞬であっても、その最初の印象は一生と言わないまでも大きく相手に影響を与えるということでしょう。そして、その印象は一度相手に伝わると中々修正することが難しいものです。あいさつは、人の理性でなく感性で直接相手に伝わっていきます。 そんな訳で、あいさつは相手の方を向いて(姿勢良く)明るく(笑顔)元気に(伝わる声で)することが、その人との関係性を良くする大切な働きをします。

5.あいさつについて、身の回りを振り返ってみましょう
朝起きて家族と「おはよう」、近所の人と「天気いいですね」、・・・そんな何気ないあいさつを通して、どんな気持ちを体験しましたか?逆にできなかったときは、その場の雰囲気はどうでしたか?あいさつを十分しなくても、生活に直結する問題はないのですが、あいさつを双方でできることは、お互いが元気になれるエネルギーを分かち合える習慣と言えます。 日々の生活で、あいさつをする機会は家庭人、学生、社会人そして職種などで変わりますが少なくとも50回以上、職種によっては100回以上あると言われています。しかし、実感としてはそんなにないと思うのですが、それはあいさつに気づかずにその場を過ぎているのかもしれません。一度、自分は日々どのようにあいさつしたり、感謝の気持ちを伝えているのか振り返ってみてはどうでしょうか?

6.あいさつを続けるには?
会社などで、あいさつを奨励してもなかなか定着しない話はよく聞くことです。背景に日本人は言葉に出さなくても相手に通じる、以心伝心的な関わりを大切にする面を持ち合わせているのも一因と言われています。また、人はどのようにあいさつすれば良いか、良くないか、ほとんどの人は本来分かっていると思います。要は、あいさつするかしないかですが、日常的な習慣化は容易ではありません。定着するために、良し悪しは別として会社の出退勤時に通用門であいさつしているかどうかチェックしている会社もあると聞いています。あいさつは、会社だけでするものではなく家庭や日常の社会生活で行うものです。あいさつするときのお辞儀の仕方や言葉表現なども大切なのですが、どのようにしたら継続できるのでしょうか? あいさつを定着させるには、経営トップがあいさつを社内に浸透させることへの目的や意図を明確に持ち、率先垂範する姿勢とともに、あいさつの意義や役割を理解することが大切と思います、また、自らの今までのあいさつについて振り返り、一律的に対応するのでなく自分に合ったあいさつのやり方や習慣化の方法を見つけて、日常化につなげることも大切です。加えて、あいさつの本来の意味にもありますように、あいさつされたからするというのでなく、たとえ相手があいさつしなくても自ら率先してする姿勢に立つことも大切です。 最近、ある企業で開催したあいさつセミナーでの話ですが、その中で「あ・い・さ・つ」から始まるあいさつの大切なポイントを一言ずつ考えてもらいました。教科書的には「あ=あかるく、い=いきいきと、さ=先に、つ=つづけて」となるのですが、参加者のみなさんに考えてもらうと、思いもつかないポイントを突いたユニークな言葉が出てきました。それらの中から、自分にしっくりと入る言葉を見つけて実践に結び付ける形で進行しましたが、これも底辺からの定着化の一案かなと思っています。 また、あいさつして相手から返されて感じる心地よさもさることながら、相手から反応がなくてもあいさつそのものを自ら行うことで、自分の気持ちの変化を感じ取ることが何より大切と思います。あいさつを継続し定着するエネルギーもそこから出てくるのではとも思っています。冒頭の経営者のあいさつの話を今一度振りかえって、2社のあいさつの普及の相違について皆さんはどのように思われますか?

7.あいさつをより効果的にするには?
それは、あいさつに一言付け加えることです。例えば、「おはよう、今日もよろしく」「おはよう、伊藤さん」と言うように一言、特に名前を付け加えて呼ぶのは相手も気持ちが良くおすすめです。人の名前はなかなか覚えにくいものですが、それだけにあいさつにその都度付け加えるのは早く覚えられることになります。メーリングリストで配信されるメールの冒頭に自分の名前が付けられていると、自動的に付けられているとは言え、受信したときに何だか自分を認め注目しているサインとして受け取られ親近感が湧きますね。 一番あいさつを実践しやすいのは、家族からではないでしょうか?「おはよう、行ってきます、今日の調子どう?今日は早く起きられたね、行ってくるよ、ゴミ出しありがとう、・・・・」そんな言葉を、今までより一言でも多く毎朝自ら率先してかけることで、家の雰囲気は大きな変化を生みます。それは、相手の中と同時に何より自分の気持ちを和まし、温かくし、さわやかにしてくれるものと思います。

8.おわりに
家庭でも社会でもあいさつを人として当たり前のことだから、と放置してしますとあいさつの少ない結果となります。自らが一言を先にあいさつの言葉をかけることが基本と思っております。会社組織で継続して心よりあいさつできるためには、@経営トップのあいさつへの意図とその表明、A意義や役割を知る、B自分のあいさつのクセを知る、C自分に合った習慣化の明るい方策を立てる、Dあいさつを意識的に自ら先に実行し、その時の気持ちを知る、Eあいさつの定着に関する会合でいろいろな実体験をシェアーしあう、など定着するには、掛け声だけでなく実践と振り返りの繰り返しの中で進めていくのが大切と思っています。 さあ、今日も1回でも多く、自ら明るく「おはよう/こんにちは/よろしく・・ありがとう・・○○さん!」


2010/08/01

明るい投稿            伊藤 典一

「点字入り名刺」を使ってみて

オフィスC・キューブ代表 
ビジネスコーチ・キャリアコンサルタント 伊藤 典一

点字入りの名刺を知っていますか?

明るいシステム倶楽部の方で数名使用されていますのでご存知かもしれません。

私は、3年ほど前にコーチング関係の知人から、点字の入った名刺をいただき大変興味を持ちました。 会社を退職して1年ぐらいのころで、会社を離れ個人名刺に何か特徴をつけられないかと言う思いと、 少しボランティア的精神が刺激された思いでスタートしました。

本来の趣旨は、視覚障害者を対象に点字を入れるのではなく、健常者が点字を身近に感じて、 距離感が近くすることにあります。そのような趣旨はともかく、 点字を入れることによって名刺交換するときの話題つくりの一つの手段として、 積極的に利用され人との関係つくりに役立てておられる方もいるかと思いますが、これも全く良いことと思います。

点字名刺作成は、

従来の名刺の上からフルネームで入れられているケースが多いのですが、 私は名刺作成ソフトを使って点字が入る余白を右下部に作りました。名刺を手渡した時に指が触れるようにするためです。 今まで点字入り名刺は、累計で3〜400枚ぐらいは作成して、いろいろな機会で名刺交換をしてきました。 その中で、受け取った方の反応を振り返ってみますと、実際手渡して相手が点字に気づき質問されて話題になったのは、 10〜20人に1人のような印象です。明らかに触ればわかるのですが、 この比率が普通なのかどうか?少ないような気もするのですが、いかがでしょうか?そもそも、 名刺を渡しても名前ぐらい見て、すぐに名刺入れに入れてしまう人もかなり多く、 点字以前に受け渡しのマナーもありますね。 さて日頃は、 点字名刺が少なくなると10〜20枚単位で印刷して、プチプチと点字を打っては名刺を作成しています。 今では習慣化して当然と言えば当然なのですが、打ち間違えるとその名刺は捨てております。また、 今まで何気なしにすれ違っていた視覚障害者に対して、最近では駅などで見かけますとどう対応したら良いのか、 何かできることはないのかと思うようになりました。 近年では、街中の駅などの公共施設、観光地や商業ビルの案内などで点字をよく見かけます。 このような設備面でのバリアフリーの普及の一方で、点字を健常者に身近にすることで、 我々自身の心の中の視覚障害者へのバリアフリーも求められていると思います。この点字を身近にする小さな活動は、 点字を自ら打ち発信することで、実は我々一人ひとりの心のバリアフリー化を気付かせることが趣旨なのでしょう。

興味のある方は、

以下へ問い合わせをすると入手できます。
価格は、点字プレート一式で1,050円。〒080-0802
帯広市東2条南11丁目3 「北海点字図書館」電話:0155-23-5886 Fax:0155-24-6098。
また、本格的に大量に名刺に点字を入れたいと言う方は、毎日新聞の週刊点字誌「点字毎日」(電話:06-6346-8388)が100枚単位で注文を受けています。 企業、官公庁や議員など広がっているそうです。


2009/09/10

明るい投稿            伊藤 典一

「富士山登頂!」

8月半ばに無事登頂!。還暦退職からの3年、いつかは富士山へ登りたいと言う思いがつのっていましたが、この 夏にやっと実現しました。

近年の富士登山ブームで30〜40万人が7〜8月に登るとのこと。単純に割り算すると日に5000〜7000人が登っていることになります。

事前の甘い予想とは全く違って

 今回は、最も負担の少ないバスツアーコースを選んで参加し、40人の定員は満席でした。 登る前は、ハイキングを少しハードにしたくらいと甘く考えていましたが、 登ってみると5合目から8合目までで5時間仮眠の後、 更に深夜に頂上まで5時間を要し、途中2ヶ所ほど岩場を這い上がるところもあったりして、 事前の甘い予想とは全く違っていました。 これで風雨の天候であったらどうなるのかとゾッとしてします。また、3000メーターを越えたころより高山病か頭痛にも悩まされました。

ラッキーでした

 しかし、山頂で先頭の登山ガイドに握手されたときは喜びがこみ上げてきました。 山頂は人でごった返していたが、 周囲の山々や雲の上にいるということを実感し、ご来光も見ることができました。 その後まもなく下山専用道でひたすら歩き、 約5時間かけて5合目に戻りました。 最後はひざや足の裏が痛くなり、これ以上は厳しい状態でやっとたどり着きほっとしました。幸い期間中は快晴の天気に恵まれ、聞くところによると、 これだけ晴天は少ないそうで、ラッキーでした。

もっとラッキーがありました

 さて、1日24時間かけての行程の中で、途中かなり疲れて遅れそうになったりしたましたが、バスで隣に座られた同年代の方と心やすくなり、 登山中も時々声をかけながら登ったのがラッキーでした。今思うに40人のツアーに、お互い1人で参加し親しく話せる人がいて、 また程よい距離感で声をかけ気遣いあうことが出来たことは、私にとっては想像以上にしんどい登り降りに、 大きな精神的パワーを戴いたように思います。 現役の彼は、1、2年後の定年に向けて、以降の人生をどう生きるか模索をしているとも話されていました。 退屈することが無く、帰りにバスでも話がはずみました。 初対面とは言え心が通じ合う人にめぐり合いを得たことは、 登頂の喜びと共にこのツアーが心に残るものとなり、 感謝の気持ちで帰宅できました。ちなみに帰宅後4,5日は、ふくらはぎが痛く階段の上り下りに閉口しましたが。


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